「頭寒足熱」という言葉があるように、睡眠時には頭を冷やし、足元を暖めて眠るのが理想といわれています。
つまり枕には、頭に熱がこもりにくいような機能・素材が求められるのです。
枕に熱がこもるかこもらないかは、枕の素材や形状によっても左右されます。
枕の素材のチェックポイント
素材自体が熱を持ちにくいか、素材に熱を逃がす特性・機能が備わっているか。
枕の形状のチェックポイント
その形が熱をためにくいか、たまった熱を放出できる構造になっているか。
枕の通気性が悪いと、夏場にムレたり、カビの原因になったりと、衛生面でもよくありません。
通気性に優れている素材としては、パイプ、そばがら、ひのき、コルマ、羽根、があげられます。
反対に、通気性が劣っている、熱がこもりやすい素材としては、低反発ウレタン、スノー低反発、超極小ビーズ、ポリエステルわた、になります。
ただし、通気性が悪いとされている「低反発ウレタン」も、技術の発展によって改善されてきており、枕によっては通気性能に優れたものもあります。
もし、自分が使っている枕の通気性能を調べたいという方は、枕に顔を埋めてみてください。
それで普通に呼吸ができれば一応は合格ですが、全く呼吸できないようであれば、熱がこもりやすい枕ということになります。