「枕」というのは、身体と布団との間にできた隙間を埋めるモノの意味合いが強いのですが、最近では頭に使うまくら以外にも、用途に応じたいろいろなものが枕として呼ばれるようになりました。
そこで今回は、私が独自に集めた「枕の種類」を一覧にし、世の中にどんな枕があるのかご紹介したいと思います!
枕(まくら)

広く一般的に使われている、頭をのせるタイプの枕。通常「枕」といえばこのタイプのことを指し、当サイトも基本的にはこの枕に関する情報を集めています。
枕は寝ているときに頭を少し高くするためのモノ。首を支え、安定させるものです。
抱き枕(だきまくら)

ボディーピロー、またはハグピローとも呼ばれ、抱きつきながら使う枕。サイズは大きく、その枕を抱きしめることによるリラックス効果や、妊娠中の横向き寝をサポートする寝具としても近年注目されています。
今ではいろいろな形のものや、ユニークなキャラクターものなどもあります。
足枕(あしまくら)

フットピローとも呼ばれる、足をのせるタイプの枕。足を少し上げることによってむくみを和らげる効果があり、立ち仕事や一日中歩きまわって疲れたときに役立つ枕です。
膝下枕(ひざしたまくら)

足を上げるための「足枕」に対し、膝を立てるための枕が「膝下枕」です。ひざの下に枕があることで下半身の体圧が分散され、足が軽くなったような感覚になります。
腰痛持ちの方の、サポート寝具としても注目されています。
腰枕(こしまくら)

ウエストピローともいい、腰の下に敷く枕。横になった姿勢のときに腰の下に腰枕を敷くことにより、寝疲れや腰の痛みを和らげる効果があります。
ただあまり長時間、腰に枕をすると逆に腰痛の原因になることもありますのでご注意を。
首枕(くびまくら)

一般的にはネックピローと呼ばれている枕。飛行機やバスの中で仮眠を取るときに使用する「旅行用枕」もこの首枕に入ります。
ちなみに、昔の人は「首だけを支える枕」を夜眠るときに使っており、これが首枕としての本来の意味合いが強いのですが、今ではほぼ見かけなくなりました。
目枕(めまくら)

アイピロー、アイマスクとも呼ばれ、目の上にのせる枕。睡眠時に周囲の光を遮るためのものとして使われる他に、最近では香りのするものや冷却効果のあるものなど、リラクゼーション効果や疲れを取るためのものとして使われています。
尻枕(しりまくら)

シートクッション、座布団のことを指します。カタチは一般的な四角いクッションから、太ももにあわせて溝が入ったもの、正しい姿勢がとれるように配慮されたものなどたくさんあります。
水枕(みずまくら)

ウォーターピローとも呼ばれ、ゴム製のやわらかい湯たんぽに、水を入れたイメージの枕。ウォーターベッドと同じく、ふわふわユラユラとした独特の寝心地で、頭を効果的に冷やす効果もあり、夏に使われることが多いです。
三角枕(さんかくまくら)

タイでよく使われている三角のカタチをした枕。主にお昼寝用に使う枕で、枕の高さは30cm程ある。
ドーム枕(どーむまくら)

眠りの3大要素である「静かな空間」「遮光」「適度な閉塞感」を作ることを目的に開発された枕。
一緒の寝室で眠るパートナーのいびきでお悩みの人や、自分のいびきで相手に迷惑をかけたくない人に「いびき対応枕」としてもおすすめです。
ベビー枕(べびーまくら)

頭の小さい赤ちゃんのための枕。丸いカタチのドーナツ型や、四角いカステラ型、傾斜のついた三角形など、いろいろな種類があります。
新生児用から使えるベビー枕のなかには、向き癖の防止や、頭のカタチを整えるといったものもあり、出産祝いのギフトにも人気です。
お風呂枕(おふろまくら)

布団やベッドの上ではなく、お風呂場の浴槽で使うことを目的とした枕。防水仕様で、半身浴や読書といった長い時間お風呂で過ごすときに役立ちます。比較的小さなものが多いです。
スマホ枕(すまほまくら)

リビングでスマホ(スマートフォン)を使いながらくつろぐための枕。ソファやクッション並の大きさがあり、うつ伏せたり、もたれかかったりして使います。